コラリッチシリーズ

キューサイのスキンケア部門の礎を築いた基礎化粧品コラリッチシリーズ。その第一弾となる「スーパーオールインワン美容ジェルクリーム」(愛称「コラリッチ」)を2009年3月に発売するまでには多くの紆余曲折があった。かつてキューサイが化粧品に着手した頃、基礎化粧品の開発を任された内田尚徳は、酵母エキスやビタミンCなどを主原料とした高品質の化粧品をいくつか完成させ、発売までこぎつけたものの、いずれも思ったような成果を出すことができなかった。

長年の苦闘むなしく、化粧品の開発はやむなく休止。それでも、内田は「このままで終わるわけにはいかない」と化粧品開発の夢をあきらめることはできなかった。「お客さまに心から満足していただくには…」と試行錯誤を続ける中、内田はキューサイの強みを活かした化粧品を思いついた。早速、企画書にまとめて提案した。その商品こそ、キューサイが独自に開発し、青汁に次ぐヒット商品となった「ヒアルロン酸コラーゲン」で培った知恵と技術を最大限活かしたコラーゲン化粧品である。

企画書を読んだ藤野は、開口一番「こういう商品を出したかった!」と目を輝かせた。というのも、当時ヒアルロン酸コラーゲンを美容のためにご愛用いただいていたお客さまから「飲むだけでなく、塗って効果を得られるコラーゲン化粧品も欲しい」という要望が多く寄せられており、新商品のアイデア検討が急務とされていたからだ。

「奇跡とも思える絶好のタイミングでした。
結局、作り手がどんなに"売りたい!"と思って作っても売れない。
大事なのは、お客さまが欲しいと思うもの、
使って良かったと思ってもらえるものを作ることだと実感しました。

と、内田は当時を振り返ってこう語る。
急きょ、各部署が一体となって、新商品開発は過去にないスピードで進められた。そして、「コラリッチ スーパーオールインワン 美容ジェルクリーム」が発売されたのである。

コラリッチの特長は、化粧水・乳液・美容液・クリームの働きを一つでこなすオールインワンタイプにある。
今でこそ、オールインワンタイプは各化粧品会社からさまざまな商品が販売されているが、コラリッチの発売当初はまだ数少ない存在だった。

ジェル状に加工するのが大変むずかしく、多くの苦労を伴ったが、保湿成分であるコラーゲンを肌にしっかり浸透させるためにはゆずれないこだわりであった。さらに、ビタミンEを黃色の小粒のカプセルに閉じ込めるなど、細かな工夫を凝らしてお客さまに使う楽しさやワクワク感を味わっていただける商品づくりを心がけた。

キューサイコラーゲンの良さとお客さまへの想いを最大限に詰め込んだコラリッチは、健康食品で培った厳しい基準はもとより、「実感できる商品しかお届けしません」という開発の信念を守り、何度も議論を行い、何度も何度も試作を繰り返して改良を重ね、開発スタッフをはじめ、多くの社員に試してもらい、肌の変化を確実に実感する中から誕生した。まさに全社一丸となって、待望の化粧品分野進出の最初の一歩を踏み出したのである。

コラリッチは予想を大きく上回る反響となり、発売後すぐに追加製造を行うほどの売れ行きを見せた。その後、クレンジングやソープ、下地いらずの美容液ファンデーション、また美容液やBBクリーム、さらには季節ごとの肌の悩みに対応した「コラリッチEX」や「コラリッチアクア」など、さまざまなスキンケア商品を続々と世に送り出し、幅広い年代から支持される人気商品へと成長した。そして今や、従来のヘルスケアに加え、スキンケアへと事業領域を広げ、「コラリッチシリーズ」として新たな商品ブランドを確立している。

「コラリッチ」発売当初、「健康食品会社のキューサイがなぜ化粧品を?」という疑問の声がよく聞かれた。確かに、一見関連性がないように思えるが、実は「青汁で健康になって、ヒアルロン酸コラーゲンで元気に歩き回れるようになって、コラリッチで若々しくきれいになって外に出て人に会うのが楽しくなる」という〝幸せのサイクル〟でつながっているのである。そして、その道しるべになっているのは『良質安全な商品とサービスを以て、健康と幸せを世の中に提供します。』というキューサイの経営理念にほかならない。

コラリッチシリーズ開発担当  開発部 本多可奈

2009年6月クレンジング発売以降、ほとんどのコラリッチシリーズの商品開発を担当させていただいております。毎日お使いいただくものだからこそ、容器にも一工夫しています。コラリッチシリーズの統一感を保ちながら、色を変えたり、ラインを入れたりと「わかりやすさ」「使いやすさ」にこだわってデザインしています。
これからも、皆さまに永くご愛用いただける商品の開発に努めてまいります。