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キューサイが「コラーゲン摂取から効果実感までの一連のメカニズム」を検証

この度、キューサイ株式会社(本社:福岡市中央区、代表取締役社長:藤野孝)は、京都府立大学、大阪市立大学のご協力を得てコラーゲンに関する研究を行いました。その結果、当社の主力商品の一つであるコラーゲン含有健康食品を摂取してから効果を実感するまでの一連のメカニズム(消化・吸収・体内輸送・作用・効果)について明らかにすることに成功致しました。
これまでのコラーゲンに関する研究はいずれも断片的なもので、摂取から効果を実感するまでの一連のメカニズムが体系的に解明されていないのが実情でした。

10月25日「記者説明会」を開催

当社はこの研究成果を世の中に広く伝えることで、コラーゲンの摂取効果についてひとりでも多くの方に理解していただき、商品を通して健康と幸せをご提供したいと考え、10月25日に東京にて記者説明会を開催致しました。

共同研究を行った大学の先生方より研究結果を説明

この記者説明会では、研究にご協力いただいた京都府立大学の佐藤健司教授より「コラーゲンペプチドの消化、吸収、体内輸送、生理機能に関する最新のエビデンス」について、そして大阪市立大学の小池達也准教授より「コラーゲン含有食品摂取による歩行機能障害の改善効果」についてご説明いただきました。

記者説明会 実施概要

タイトル: 「コラーゲン研究最前線 ~健康食品の摂取意義に関する科学的検証の試み~」
内容: 主催者挨拶
キューサイ株式会社 代表取締役社長 藤野孝
講演1 「コラーゲンペプチドはなぜ効果があるのか?~その生理機能のメカニズム」京都府立大学大学院生命環境科学研究科 佐藤健司教授
講演2 「コラーゲン含有食品の歩行機能改善効果」大阪市立大学大学院医学研究科 小池達也准教授
質疑応答
日時: 2010年10月25日(月) 14:30~16:00
場所: コンファレンススクエア エムプラス 1Fサクセス
(東京都千代田区丸の内2-5-2 三菱ビル)

記者説明会 講演者略歴

京都府立大学大学院生命環境科学研究科 佐藤健司教授
1983年京都大学農学部卒業。88年同大学大学院博士課程修了、農学博士。
京都府立大学生活科学部助手(89年)、助教授(95年)、人間環境科学部教授(05年)を経て、2008年より現職。専門は、食品科学。特にタンパク質・ペプチド食品の生体への吸収に関する研究。

大阪市立大学大学院医学研究科 小池達也准教授
1982年大阪市立大学医学部卒。同整形外科助手などを経て、96-98年米国マサチューセッツ総合病院、ハーバード大学医学部客員助教授。2002年から現職。
日本リウマチ学会評議員、国際骨ミネラル代謝学会会員など加入学会多数。第12回理学療法ジャーナル奨励賞、日本骨代謝学会学術賞、日本骨粗鬆症学会奨励賞、大阪市医学会市長賞など、受賞も多数。

研究結果概要

用語説明

コラーゲン
全身に広く分布しているタンパク質の一種で、体のタンパク質の約 30%を占める。その内、約40%が皮膚、約20%が関節などの軟骨や骨に存在。
ペプチド
アミノ酸が 2 個以上結合したもの。
Pro-Hyp(プロリルヒドロキシプロリン)
アミノ酸の一種であるプロリン(Pro)とヒドロキシプロリン(Hyp)が結合したペプチド。
軟骨細胞
軟骨に存在する細胞で、軟骨を構成する成分を合成する。
皮膚線維芽細胞
皮膚に存在する細胞の一種。肌のみずみずしさや弾力の源となる真皮でコラーゲンやヒアルロン酸をつくりだす働きをする細胞。
石灰化
カルシウムが沈着する現象。
コンドロイチン
多糖の一種で、タンパク質と結合した状態で存在し、軟骨、骨、皮膚、角膜、血管壁などの結合組織を構成している。
ヒアルロン酸
粘性のある多糖類(ムコ多糖類)の一種。皮膚、関節、目、血管など体のあらゆる組織に分布し、高い保水力により、細胞の保持や組織の柔軟性を保つ作用がある。
プラセボ
有効成分が入っていない偽薬。効果の比較対照のために偽薬を偽薬とわからないように与える方法で投与する。

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