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「コラーゲンペプチド含有食品の効果について」順天堂大学医学部・長岡 功教授と発表

順天堂大学医学部・長岡 功教授とヘルスケア商品を製造・販売するキューサイ株式会社(本社:福岡市中央区、社長:藤野 孝)は、2月9日に開かれた「第9回グルコサミン研究会学術集会」において、コラーゲンペプチド含有食品をヒザ関節痛の被験者に摂取させたところ、ヒザ関節痛を緩和し、ヒザの屈曲角度を改善する可能性が示唆された、と発表しました。

・学会名 : 第9回 グルコサミン研究会学術集会(http://glucosamine.kenkyuukai.jp/event/
・会 場 : 順天堂大学医学部 有山記念講堂(東京都文京区本郷 2-1-1)
・発表日 : 2013年2月9日(土)
・演 題 : 「コラーゲンペプチド含有食品の膝関節痛と 各種軟骨マーカーに対する効果についての検討」

研究の背景

キューサイは京都府立大学と大阪市立大学の協力を得て、コラーゲン摂取から効果実感までのメカニズムを検証し、2010年10月コラーゲンペプチド含有食品の摂取が関節の改善に役立っていると考えられると発表しました。

研究の目的

本研究では、コラーゲンペプチド含有食品のヒザ関節痛を有する被験者に対する症状改善効果とバイオマーカー(※)への影響を検証しました。

※バイオマーカー:血液や尿などの体液および組織に含まれるタンパク質などの生体由来の物質で、生体内の生物学的変化を定量的に把握するための指標となります。

 

研究の方法

ヒザ関節痛を有する40歳から78歳までの男女29名を対象に、15名にはコラーゲンペプチド含有食品(被験食品群)を、14名には同成分を含有しないプラセボ食品(プラセボ群)を、各々16週間摂取していただきました。
なお、被験食品に含まれる1日あたりの成分含有量は、コラーゲンペプチド4,510mgです。

研究の評価

試験による評価方法として、医師が客観的に評価するJOAスコア(※)や被験者が主観的に自覚症状を数値化するVAS法(※)などを実施しました。また、血液や尿検査により、軟骨や骨代謝、そして炎症に及ぼす効果を測定しました。

※JOAスコア:日本整形外科学会膝OA治療成績判定基準。日本整形外科学会(The Japanese Orthopaedic Association)が作成した変形性関節症治療の結果を計る評価方法。医師が客観的に評価し、治療成績を判定します。
※VAS法:Visual Analogue Scale(視覚的評価スケール)法の略。被験者自身が痛みの程度を長さ 100mmの直線に印をつけて数値化する評価方法。

 

研究の結果


JOAスコアを4週間ごと4回測定。被験食品群において、「屈曲角度」のスコアが上昇し、改善していることが分かりました。


VAS法で4週間ごと4回測定。被験食品群において、「安静時」の数値が有意に低下し、痛みの自覚症状が改善していることが分かりました。


軟骨や骨代謝に及ぼす効果について、被験食品群とプラセボ群で差は認められませんでした。しかし、炎症に及ぼす効果について血液検査を実施したところ、摂取前と摂取後(16週間後)にバイオマーカーのひとつである炎症性サイトカイン(※)IL-17A を測定。被験食品群において、摂取前より有意に低下していることが分かりました。

※炎症性サイトカイン:免疫システムの細胞から分泌されるタンパク質。生体内における様々な炎症症状を引き起こす原因因子。IL-17A は炎症性サイトカインの合成・生成を誘導します。

 

研究のまとめ

順天堂大学医学部 長岡 功教授の考察
「本研究によって、被験食品(コラーゲンペプチドを含有する食品)を、ヒザ関節痛を有する被験者に摂取させたところ、ヒザの屈曲角度が改善し、安静時の痛みが緩和することが分かりました。
さらに、被験食品の摂取によって炎症性サイトカインIL-17Aが有意に低下することが分かりました。
したがって、被験食品はヒザ関節痛を有する被験者に対して、炎症を抑制することによって、ヒザ関節痛を緩和し、ヒザの屈曲角度を改善する可能性が示唆されました。」

※今回の研究に使用したコラーゲンペプチド含有食品は、キューサイ商品「ヒアルロン酸コラーゲン」と同等の組成によるものです。

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