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生活習慣病に対する ケール青汁の効果について学会発表

キューサイ株式会社(本社:福岡市中央区、社長:藤野 孝、https://corporate.kyusai.co.jp/)は、九州大学大学院医学研究院循環器内科学・井手 友美講師およびヒュービットジェノミクス株式会社(本社:東京都中央区、社長:一圓 剛)と「第37回日本高血圧学会総会」において、血圧、血糖値、脂質代謝に対してケール青汁(粉末タイプ)が有効であることを臨床試験で確認した、と発表しました。

・学会名 : 第37回日本高血圧学会総会(http://www.congre.co.jp/37jsh/)
・会 場 : パシフィコ横浜 (横浜市西区みなとみらい 1-1-1)
・発表日 : 2014年11月18日(土)
・演 題 : 「メタボリックシンドロームに対するキューサイケール青汁の効果探索研究」

研究の目的

キューサイケール(※)青汁の摂取による生活習慣病に関する項目(血圧、血糖値、コレステロールなど)への改善効果について検討しました。

※ケール:キューサイの青汁の原料ケールは南ヨーロッパ原産のアブラナ科の緑黄色野菜で、キャベツやブロッコリーの原種にあたります。

 

研究の方法

・対象者 30歳から74歳までの男女で健診結果が以下の6項目の内、一つでも該当する方、80名。
1.腹囲 男性:85cm以上、女性:90cm以上、2.中性脂肪:150mg/dL以上、HDLコレステロール:40mg/dL未満のいずれか、または両方、3.LDLコレステロール:120 mg/dL以上、収縮期血圧:120mmHg以上、拡張期血圧:80mmHg以上のいずれか、または両方、5.空腹時血糖値:110mg/dL以上、6.BMI(肥満指数):25以上
・試験食品 キューサイのケール青汁(粉末タイプ)分包を1日2包(7g×2包=14g)摂取。
・試験期間 摂取前期間4週間(非摂取期間)、摂取期間8週間の全12週間。
・調査項目 血圧(検査時血圧、家庭血圧)、血中脂質(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)、空腹時血糖値、HbA1c(糖化ヘモグロビン)、腹囲、BMI。

研究の結果

(1)検査時に測定する血圧の収縮期血圧(最高血圧、いわゆる「上の血圧」)、拡張期血圧(最低血圧、いわゆる「下の血圧」)はケール青汁(粉末タイプ)摂取により有意に降下しました。(グラフ1、グラフ2参照)

(2)家庭にて起床時に測定する血圧の収縮期血圧はケール青汁(粉末タイプ)摂取2週目より、また拡張期血圧は摂取4週目より有意に降下しました。(グラフ3、グラフ4参照)

(3)空腹時血糖値および LDLコレステロール(いわゆる「悪玉コレステロール」)が有意に低下しました。
(4)腹囲が有意に減少しました。(以上、表5参照)

研究のまとめ

九州大学大学院医学研究院循環器内科学 井手 友美 講師の考察
キューサイのケール青汁(粉末タイプ)は試験対象者に対し、血圧、血糖値、脂質代謝のいずれにおいても有効であることを確認しました。このため、生活習慣病に関して有効な食事療法の一手段として考えられます。

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