(ケール葉1枚は約200gです)
肌の老化に影響する「活性酸素」を除去する力を“抗酸化力”と呼び、ポリフェノール類が代表的な成分です。その他、ビタミンA(β-カロテン)、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類にも抗酸化力があると言われています。これらを多く摂取できる野菜がケールで、特にポリフェノールが多く含まれています。
また、ケールには、ビタミンA(β-カロテン)がトマトの約5倍、ビタミンEがキャベツの約24倍と豊富で、アンチエイジング対策にぴったり。
さらに、シミのもととなるメラニン色素の生成を抑制するチカラを持つ、ビタミンCも含まれています。
活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除く物質のことです。活性酸素は微量であれば人体に有用な働きをしますが、大量に生成されると過酸化脂質を作り出し、動脈硬化・がん・老化・免疫機能の低下などを引き起こします。抗酸化物質には、体内で合成される体内合成抗酸化物質のほかに、ポリフェノールとカロテノイドがあります。
ケールにはポリフェノールはもちろん、カロテノイドも含まれています。
野菜の中でもケールには多くの葉酸が含まれています。葉酸は、ビタミンB群の仲間で、血液やたんぱく質を作るのに必要な成分です。貧血を防ぎ、口腔内の炎症を予防する働きもあります。
また、妊娠の計画、もしくは妊娠中の女性は、胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減させるために、葉酸を多く摂取する必要があります。しかし、厚生労働省が妊婦(中期及び後期)に推奨する葉酸の摂取量 480μg/日に対して、実際は平均で 283μg/日しか摂取できていないのです。
スマートフォンやPCから発せられるブルーライトが、活性酸素を過剰に発生させ、眼の疲れの原因となっています。
その疲れを和らげてくれるのが、ケールに多く含まれる色素の一種「ルテイン」です。眼の黄斑部や水晶体にも多く存在している成分で、ブルーライトを吸収する役割があることが報告されています※。
ルテインを含む食材の代表格であるホウレンソウの約2倍、他の野菜と比較してもケールのルテイン含有量は群を抜いて高いことがわかります。ルテインは加齢とともに減少するため、食事などで摂取することが有効です。