手間ひまと、科学的視点。
その両方がケールにとっての大切な栄養となります。
キューサイの自社グループ農場では、ケール栽培に農薬や化学肥料を一切使用しません。シーズン最初にまく一粒の種から農薬不使用。雑草がぐんぐん伸びる夏がきても、一滴の除草剤すら撒かないのです。
「キューサイのケール青汁を選ぶみなさんは、誰よりも健康を願っている。だから、畑そのものにも余計なものを一切加えない」。昔から変わらないその想いのもと、安全安心で健やかなケールの栽培を“当たり前”としています。
ケールはアブラナ科の野菜で、虫が付きやすいという特徴があります。そんなケールを農薬に頼らず育てるのですから、たくさんの人の手が必要です。キューサイの自社グループ農場でよく見られるのは、一枚ずつケールの葉をめくり、手で虫を取り除いていく人々の姿。ワンシーズンで定植されるケールは約62万本※もあるので、どれだけ頑張っても毎日が虫との戦いです。ちなみにケールの収穫も品質維持のためすべて手作業で行っています。
また、キューサイの自社グループ農場では、科学的な視点での栽培管理にも取り組んでいます。長年積み重ねてきた経験と技術を集約し、農薬・化学肥料不使用のケール栽培のルールブックともいえる「栽培管理基準書」を作成。例えば、収穫したい時期に必要量を収穫できるよう、気温に合わせた栽培時期、肥料の量や施肥(せひ)のタイミングを細かく設定・共有するなどしています。
ケール栽培は何が起こるか分からない自然相手の仕事。人の「手間ひま」「感覚」を大切にしながらも「科学的」な根拠をもった管理・栽培をすることで、良質なケールの安定生産ができるのです。
※2023年12月現在