大きく生長したケールの葉は、ていねいに一枚ずつ、手摘みされます。
早朝から収穫されたケールは、急いでキューサイファーム島根(工場)へ。
すぐに加工され、畑のケールそのままのおいしさの青汁に仕上げます。
虫、小石、泥、木の破片などの異物が混入していないか複数のスタッフの目でチェック!
理化学検査入荷されたケールの一部は検体として、畑ごとに品質管理課へ送られます。
理化学検査を行い、塩分・糖度・pH値などを測定します。
受入検査時に採取した検体の茎をすりおろして測定します。
原料検査に合格したケールをさらに人の目で一枚ずつチェックします。チェックしたケールだけが洗浄のラインに乗せられます。
わずかな異物も見逃しません!
ケールを清らかな冷水シャワーで洗浄します。ここでも葉の重なりを広げながら、異物混入をチェック。バブルジェットと高圧洗浄機で洗浄します。
1tのケールを洗うのに
約10tの水を使用!
〈株式会社キューサイファーム島根/島根県益田市〉
〈キューサイ株式会社 福岡こうのみなと工場/福岡県宗像市〉
キューサイでは、1998年、島根県の益田市に「株式会社キューサイファーム島根」を設立。農場と工場が隣接する施設で、種を採り、ケールを育て、自らの手で青汁をつくるという、キューサイ品質にとことんこだわる体制をつくりました。
2008年には、福岡県宗像市に「福岡こうのみなと工場」を新設。こちらでは、キューサイ独自の製法によるケール青汁(粉末タイプ)の製造を中心に、サプリメントなども手がけています。
島根と福岡、両工場に共通しているのは、全力をあげての衛生管理、そして高い安全性を守るための厳しいチェック体制です。これは、機械やロボットだけでかなうことではありません。工場で働く一人ひとりが、毎日心を配ることで、キューサイ品質と呼べる一杯が誕生しています。
異物管理を例にとると、生産工程が進む度に金属検査機を通します。その上で、人による目視検査も実施。クリップや針で留めた書類は工場に持ち込まないなどの細かい配慮も続けています。「どんな小さな異物も絶対に見逃さない!」その精神が“当たり前”のレベルを磨いています。
また、畑で農薬を使わないように、工場でも殺虫剤を使用することはありません。清掃専任の担当者が隅々まで目を光らせ徹底した清掃作業を行うこと。それが余計なものを加えない青汁に繋がります。
最上段. 畑から届いたケールを一枚ずつチェックして洗浄。
2段目左. 人の手で広げ、優しく乾燥させたケール。
2段目右. 規定の基準をクリアした作業服で仕事中。
3段目左. キューサイファーム島根。
3段目右. 福岡こうのみなと工場。
扉を開くたび何度でも!
製造ラインに入る前には、どの部屋にも二重扉があり、頭から足まで粘着ローラーでのホコリ取り、手洗い、消毒が欠かせません。クリップや針の持ち込みも禁止され、金属検査も各工程ごとに行っています。
専任の清掃担当者により廊下も常にピカピカです!
青汁の味覚の番人
1日に、2時間ごとに採った6~7検体の官能検査が実施されています。「五味検査」をパスした社員は、まさにケールのソムリエです。
季節や畑が変われば味・ざらつきも変化します。冬は糖度が高く、果物なみの甘さになることも!
安全・安心で高品質な商品とサービスを提供するため、様々な認証を取得しています。
福岡こうのみなと工場
●健康補助食品GMP適合認定取得
●ISO9001認証取得
●ISO45001認証取得
●FSSC22000認証取得
●有機JAS認証取得
株式会社キューサイファーム島根
●ISO9001認証取得
●ISO45001認証取得
●JGAP認証取得
●有機JAS認証取得
原料受入
多いときには1日約15〜20tのケールが入荷。自社グループ農場だけでなく契約農家さまから入荷したケールも24時間以内に加工されます。