肌や髪、筋肉、骨、内臓、白血球、赤血球、ホルモンなど、私たちの身体のほとんどがたんぱく質でつくられています。
たんぱく質は、いわばカラダの素です。
全身の約2割を占めており、水分を除けば固形分の半分程度をたんぱく質が占めています。
たんぱく質は20種類のアミノ酸が数百個以上つながって構成されていますが、数や配列の違いで、約10万種類ものたんぱく質があります。
※水分を除いた重量に占めるたんぱく質の割合
「数値でみる生物学生物に関わる数のデータブック」Rainer Flindt丸善出版
たんぱく質には、大きく分けて植物性と動物性の2種類あります。
植物性たんぱく質は、植物性の食べ物に含有されているたんぱく質のことで、豆や豆腐などの大豆製品に多く含まれています。
植物性の大豆たんぱく質なら、ポリフェノール(イソフラボン)や食物繊維が同時に摂取できるため、とりわけ女性に人気です。
また、植物性たんぱく質の方が動物性よりも脂肪燃焼効果が高いといわれています。
一方の動物性たんぱく質は、動物性の食べ物に含まれるたんぱく質のこと。肉や魚介、卵や乳製品などに豊富で、必須アミノ酸が多いのが特長です。特に筋肉合成のスイッチを入れるロイシンの含有率が高いので、筋肉づくりには欠かせません。
このように、植物性・動物性のたんぱく質には、それぞれ異なる特長があります。