Chapter4
研究結果にみるコラーゲンのチカラ

Chapter4
研究結果にみる
コラーゲンのチカラ

コラーゲンペプチドの継続摂取で
皮膚の潤い・弾力・肌荒れが改善

皮膚に及ぼすコラーゲンペプチドの効果を調べるために、乾燥と肌荒れの自覚がある女性を対象に調査・研究が行われました。試験方法は、対象者を2グループに分け、コラーゲンペプチドまたはプラセボを8週間、1日1回摂取してもらい、皮膚の状態を測定するというものです。
被験食を摂取する前の値を0(ベースライン)として摂取期間の測定値と比較すると、コラーゲンペプチド群では摂取4週目・8週目ともに皮膚の水分量・弾力性・肌荒れのすべての項目において有意な改善が確認され、プラセボ群では有意な改善は見られませんでした。さらにプラセボ群と比較しても、摂取4週目と8週目の両方で有意に改善していることがわかりました。これらの結果は、1日1回のコラーゲンペプチド摂取で皮膚の状態が良くなることを示唆しています。

①顔の皮膚水分量

顔の皮膚水分量について、コラーゲンペプチド群ではベースラインより、摂取4週目、8週目で有意に増加していました。一方、プラセボ群では4週目・8週目ともに水分量が減少していることがわかります。この結果から、コラーゲンは顔の皮膚水分量を増加させていると考えられます。

顔の皮膚水分量(ベースラインからの変化量)

②顔の皮膚弾力性

顔の皮膚弾力性について、コラーゲンペプチド群ではベースラインより、摂取4週目、8週目で有意に上昇しました。さらに、プラセボ群と比較して、4週目・8週目に皮膚の弾力性が有意に向上しました。この結果からコラーゲンは顔の皮膚弾力性を上昇させていると考えられます。

 顔の皮膚弾力性(ベースラインからの変化量)

③顔の肌荒れ

顔の肌荒れについては、コラーゲンペプチド群ではベースラインより摂取4週目、8週目で有意に改善しました。さらに、プラセボ群と比較して摂取4週目、8週目ともに肌荒れの数値が有意に改善しました。この結果は、コラーゲンが顔の肌荒れ改善に働くことを示唆しています。

 顔の肌荒れ(ベースラインからの変化量)
<試験概要>
対 象:30~55歳の女性 56名
被験食:プロリルヒドロキシプロリン(Pro-Hyp)とヒドロキシプロリルグリシン(HypーGly)を含む特定のコラーゲン加水分解物(CH)
試験方法:対象者を2グループに分け、1日1回2.5gのCH(コラーゲンペプチド群)または5gのプラセボ(プラセボ群)を8週間摂取してもらい、顔の皮膚の水分量、弾力性、荒れを摂取開始前の0週目(ベースライン)、4週目、8週目に測定。無作為化プラセボ対照二重盲検試験。

出典:Fumihito Sugihara, et.al., Jpn Pharmacal Ther(薬理と治療)vol.43 no.1 2015

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