皮膚に及ぼすコラーゲンペプチドの効果を調べるために、乾燥と肌荒れの自覚がある女性を対象に調査・研究が行われました。試験方法は、対象者を2グループに分け、コラーゲンペプチドまたはプラセボを8週間、1日1回摂取してもらい、皮膚の状態を測定するというものです。
被験食を摂取する前の値を0(ベースライン)として摂取期間の測定値と比較すると、コラーゲンペプチド群では摂取4週目・8週目ともに皮膚の水分量・弾力性・肌荒れのすべての項目において有意な改善が確認され、プラセボ群では有意な改善は見られませんでした。さらにプラセボ群と比較しても、摂取4週目と8週目の両方で有意に改善していることがわかりました。これらの結果は、1日1回のコラーゲンペプチド摂取で皮膚の状態が良くなることを示唆しています。
顔の皮膚水分量について、コラーゲンペプチド群ではベースラインより、摂取4週目、8週目で有意に増加していました。一方、プラセボ群では4週目・8週目ともに水分量が減少していることがわかります。この結果から、コラーゲンは顔の皮膚水分量を増加させていると考えられます。
顔の皮膚弾力性について、コラーゲンペプチド群ではベースラインより、摂取4週目、8週目で有意に上昇しました。さらに、プラセボ群と比較して、4週目・8週目に皮膚の弾力性が有意に向上しました。この結果からコラーゲンは顔の皮膚弾力性を上昇させていると考えられます。
顔の肌荒れについては、コラーゲンペプチド群ではベースラインより摂取4週目、8週目で有意に改善しました。さらに、プラセボ群と比較して摂取4週目、8週目ともに肌荒れの数値が有意に改善しました。この結果は、コラーゲンが顔の肌荒れ改善に働くことを示唆しています。