20代と60代の女性にコラーゲンペプチド含有食品(被検食)を摂取してもらったところ、機能性の中心と考えられるPro-Hypなどの成分が吸収され、血中濃度が上昇すること、また血液にのって体内を数時間にわたって循環し、作用することが確認されました。
摂取したコラーゲンペプチドは、一部はアミノ酸に、一部はペプチドに分解されました。さらに、吸収されたペプチドの73%はPro-Hypが占めていました。また通常、ペプチドは血中に取り込まれて数分で分解されるといわれますが、コラーゲンペプチド由来のペプチドは、血中濃度が摂取後1時間でピークに達し、それ以降も数時間にわたって血液中に存在していることがわかりました。
コラーゲンペプチド含有食品(被検食)を1日分摂取した際の吸収量を20代と60代で比較したところ、コラーゲンペプチドの総量に有意差はありませんでした。また4週間継続摂取したときの、ペプチドの血中濃度の推移からも、吸収量の低下は見られませんでした。しかも、吸収量には世代差がないことが確認できました。つまり、年をとっても20代と同じ量のコラーゲンを吸収することができるということです。