Chapter4
研究結果にみるコラーゲンのチカラ

Chapter4
研究結果にみる
コラーゲンのチカラ

コラーゲンペプチドが、カラダの必要部位に
取り込まれていることが明らかに

コラーゲンペプチド含有食品の摂取で、体内に吸収されるペプチドの主成分・Pro-Hypが、コラーゲンを必要とする皮膚や関節、骨の細胞に運ばれて取り込まれることが、動物試験によって世界で初めて確認されました。
ラベル付けをしたPro-Hypをラットに摂取させたところ、摂取30分後には皮膚、関節、骨にPro-Hypが運ばれて、皮膚では真皮の線維芽細胞に、関節では軟骨細胞に取り込まれていることが明らかになりました。さらに、摂取24時間後にも、皮膚、関節、骨にPro-Hypが集まっていたことから、Pro-Hypは当該部位で何かしらの機能性を発揮していると推定されます。

コラーゲンペプチドの摂取で体内に吸収されるペプチドの主成分・Pro-Hypは、皮膚の線維芽細胞や関節の軟骨細胞に取り込まれることで、皮膚や関節等を健康に保ったり、ダメージの回復に貢献することが、さまざまな研究によって明らかになっています。

皮膚への効果

Pro-Hypの添加で、線維芽細胞の増殖が促進されることが確認されています。線維芽細胞は、皮膚のみずみずしさや弾力の源となる真皮の健康を保ち、皮膚がダメージを受けたときにコラーゲンやヒアルロン酸などを産生する、皮膚の健康を保つのに重要な細胞です。

顔の皮膚水分量(ベースラインからの変化量)

出典:Shigemura Y., et al.: J Agric Food Chem, 2009

関節への効果

関節炎を起こしたマウスは、炎症で軟骨細胞が破壊され、減少します。しかし、 関節炎を起こしたマウスでも、コラーゲンペプチドあるいはPro-Hypを摂っていたものは、軟骨細胞の減少が抑えられました。また軟骨細胞は、コラーゲンやヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸などを産生しますが、Pro-Hypが存在することでコンドロイチン硫酸の産生量が2倍以上になることも明らかにされています。

 関節炎誘導マウスの軟骨細胞の数
TOPにもどる