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【母の日: 高齢の母親をもつ50-60代女性の意識調査】 介護の不安 逆転現象 「元気な母親」 「体の衰えが気になる娘」 老老介護を避けるためにもシニア母娘に大切なのは「丈夫な足腰」

来る5月8日(日)は母の日。健康寿命を延ばすことを目標に活動する、キューサイ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:藤野孝)「100歳まで楽しく歩こう課」では、元気な母親*1を持つ首都圏在住の50-60代女性500名を対象に「母親に対する意識調査」を行いました。女性の平均寿命は年々延びており、100歳を超える高齢者は6万人を超え、うち87.3%が女性という実態が明らかになっています*2。一方「健康寿命」との乖離も問題となっており、女性の平均寿命は86.83歳、健康寿命はそれより12年ほど短いという現状があります*3。「100歳まで楽しく歩こう課」は、今後も健康寿命を延ばすために役立つ情報を発信してまいります。

【調査結果まとめ】

I. 母親の方が自分より元気だと感じたことがあるシニア娘 約7割
II. シニア母娘、介護の不安 逆転現象感じているのは「母親が介護を受ける可能性」<「自分が将来介護を受ける可能性」現時点で自身の足腰が弱くなったと感じているシニア娘は、全体の6割超
III. シニア母娘、お互い長生きするために大切なのは (1)「丈夫な足腰」77.8%  (2)「前向きな心」74.2%  (3)「バランスの良い食事」66.6%老老介護を避けるためにも、シニア母娘にとってロコモ対策は必須
IV. 母の日に寄せて、シニア娘から母親へ100のメッセージ母は“人生の師” 「元気長寿な母の生き方は私のお手本」

 

I. 母親の方が自分より元気だと感じることがあるシニア娘 約7割

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日本人の平均寿命は年々延び、特に女性は3年連続で世界一位を記録しています*4。元気なシニアも増える中、本調査で「母親の方が自分より元気だと感じることがある」と回答したシニア娘は69.8%と約7割に及びました。【グラフ(1)】

「毎日散歩に出かけ、出会う人と仲良くなる。ボランティア活動にも参加して人のためになろうという気持ちが強い」(埼玉県54歳/母78歳)、「一緒に散歩をしたとき体力が私以上にあると思った。長い距離を歩いても疲れている様子がなかった」(埼玉県60歳/母90歳)、「やらなければいけない事があるとすぐ動ける。とにかく取り組みが早い。じっとしていない」(東京都56歳/母84歳)、「何事にも意欲的で、積極的。精神的に元気だなと感じる」(神奈川県60歳/母87歳)など、疲れを見せずに歩く姿、行動力やポジティブな考え方に元気さを実感する声が多くあげられました。

II. シニア母娘、介護の不安 逆転現象感じているのは、
母親が介護を受ける可能性」<「自分が将来介護を受ける可能性」
現時点で自身の足腰が弱くなったと感じているシニア娘は、全体の6割超

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現時点では、母親が要介護認定を受けていないものの、その可能性をたずねたところ、「切実に感じている」は3.4%、「感じている」は26.6%で、トータル30.0%という結果になりました。【グラフ(2)】

しかし、一方で自分自身が将来介護を受ける可能性を感じているか否かについては、「切実に感じている」4.6%、「感じている」36.0%、トータル40.6%で、母親に対して感じる介護の可能性よりも10%以上高い数値となり【グラフ(3)】、介護の不安はシニア母娘で逆転現象が浮き彫りに。

厚生労働省の調査*5 によると、介護が必要となる主な原因の1/4は「運動器の故障」といわれています。

昨今、「ロコモティブシンドローム」という言葉も認知度が47.3%*6と浸透しはじめ、要介護にならないためには足腰の健康が重要であると再認識されていますが、自身の健康面での不安として「足腰が弱ってきた」と感じているシニア娘は、63.0%【グラフ(4)】でした。そのうち、2/3以上は何らかの対策を行っており、「なるべく歩いて買い物に行くようにしている」(神奈川県63歳/母85歳)、「ウオーキングをしたり、階段をなるべく使うようにしている」(千葉県50歳/母75歳)、「下半身を中心としたストレッチ、体操をするようにしている」(東京都50歳/母80歳)のように、無理のない運動や体操などを日常的に行うよう心がけている様子が見受けられます。

III. シニア母娘、お互い長生きするために大切なのは、
(1)「丈夫な足腰」77.8% (2)「前向きな心」74.2% (3)「バランスの良い食事」66.6% 老老介護を避けるためにも、シニア母娘にとってロコモ対策は必須

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 続いて、母親も自分自身もお互いに長生きするために大切なことについてたずねたところ、【グラフ(5)】の結果に。“とても大切だと思う“との回答が最も多かったのは、「丈夫な足腰」で77.8%。次いで「前向きな心」74.2%、「バランスの良い食事」66.6%となりました。特に上位2つは、前出Iにおける「疲れを見せずに歩く姿、行動力やポジティブな考え方に、母親が自分より元気だと感じる」という声と重なる点もあり、母親のように元気で居続けるためには、「丈夫な足腰」「前向きな心」が無くてはならないという実感を持っている様子が感じられました。

IV. 母は“人生の師” 「元気長寿な母の生き方は私のお手本」

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来る母の日に向け、シニア娘から母親へのメッセージを募ったところ、「いつまでも元気でいて欲しい」という健康への祈り、「いつもありがとう」などの感謝の気持ちに加え、元気で健康な母の姿を、人生の目標として尊敬するシニア娘の言葉が多数見受けられました。自分も歳を重ねることにより、元気な母親の存在を励みとしてパワーをもらっているシニア娘の姿が浮き彫りとなりました。

 

※ 下記には100のメッセージのうち15個を抜粋して記させていただきます。全メッセージをご覧になりたい場合は、URL:http://100aru.com/ の新着情報欄をご覧いただくか、報道関係からのお問い合わせ先までご連絡ください。


<調査概要>
・ 調査時期:2016年4月22日(金)~4月24日(日)
・ 調査地域:首都圏(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)
・ 調査方法:インターネットリサーチ
・ 調査主体:キューサイ株式会社「100歳まで楽しく歩こう課」
・ 調査対象:元気な母親*1を持つ50-60代の女性
・ サンプル数:500サンプル

※貴媒体にて本調査のデータをご使用になる場合は、【キューサイ「100歳まで楽しく歩こう課」調べ】と出典明記をお願い申し上げます。

*1 2016年4月20日時点で要介護認定を受けていない方
*2 平成27年9月1日現在の住民基本台帳による都道府県・指定都市・中核市からの報告数
*3 平成22年時点
平均寿命:厚生労働省「平成22年完全生命表」
健康寿命:厚生労働科学研究費補助金「健康寿命における将来予測と生活習慣病対策の費用対効果に関する研究」
*4 厚生労働省「簡易生命表」
*5 厚生労働省「平成25年国民生活基礎調査の概況」
統計表P49第14表「要介護度別にみた介護が必要となった主な原因の構成割合」から抜粋
(内訳) 骨折・転倒:11.8% 関節疾患:10.9% 脊髄損傷:2.3%  計25.0%
*6 2016年4月8日発表 公益財団法人 運動器の10年・日本協会 「ロコモティブシンドローム認知度調査 報告書」

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