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ケール栽培を知り尽くしたプロフェッショナル 地球に配慮した、化学肥料に頼らない「土づくり」へのこだわりとは!?

キューサイ株式会社は、1982年にケール青汁の製造・販売を開始し、来年2022年に40周年を迎えます。ケール青汁のロングセラー商品「THE KALE シリーズ」は、安全・安心なものをお届けしたいという想いのもと、発売以来、国産ケール100%にこだわって製造してきました。原料であるケールは、自社グループ農場や契約農家にて、「土づくり」から「収穫」まで農薬・化学肥料を一切使用せず栽培しています。ケールのチカラは「土」で決まるといわれており、ケール栽培において重要な工程である「土づくり」について、ケール栽培を知り尽くしたプロフェッショナル・大佐古薫さんにお話を聞きました。

■担当者プロフィール
2000年にキューサイファーム島根に入社後、ケールの栽培における土づくりと定植後の栽培作業を担当。現在も、ケール青汁のロングセラー商品「THE KALE シリーズ」の原料となるスーパーフード「ケール」の安定供給のため、日々栽培管理業務に従事している。

●「土づくり」はケール栽培において重要なポイント!

キューサイファーム島根では、年2回の収穫タイミングに向けて、ケールを栽培しています。その工程は、「種づくり」、「土づくり」、「苗づくり」、「定植」、そして成長したケールを「収穫」します。この工程の中でケール栽培において重要なポイントの一つとなるのが「土づくり」です。
ケールがしっかり根を張るように、たっぷり空気を含ませた、ふかふかな土を作ることがケールの成長において大切になってきます。まずは堆肥を散布し、その後トラクターで土と堆肥をよく混ぜます。こまめに土を掘り起こし酸素を入れることで、ふかふかの土になるだけでなく、雑草が生えにくくなり、虫の住処になることを防ぐことができるので、ケールにとって良質な土壌となります。キューサイファーム島根の敷地は東京ドーム約15個分(※)であり、土づくりにおいても広大な農場を何度も耕すためとても手間のかかる作業ですが、元気なケールを育むうえでは欠かせない工程です。

※ 所有地・借地含む(2020年12月)

 

●循環型農業を実践!ケール青汁の搾りかすを食べた牛の牛糞を堆肥として使用

キューサイファーム島根では散布する堆肥にもこだわっており、ケール青汁を製造する際にでたケールの搾りかすを牛に餌として与え、その牛の牛糞を堆肥として使用しています。
島根県益田市にある牧場と提携し、食物繊維が豊富なケールの搾りかすを飼料として使用してもらうために牧場へ提供し、かわりに土づくりの堆肥に活用するために牛糞を受け取る仕組みとなっています。この環境へ配慮した「循環型農業」は2002年から約20年にわたり取り組んでいます。

●自然災害からケールを守るため、日々改良を重ねる毎日

ケール栽培は常に自然との闘いです。それは「土づくり」においても同様です。大雨や突然のゲリラ豪雨がくると、せっかくふかふかにした畑の土が流されてしまい、一からやり直しということもあります。
そして土づくりの後、ケールの苗を定植し、ケールを大きく成長させていく際にも自然災害の影響は免れません。台風の強風にあおられてケールが株ごと折れてしまったり、抜けて飛ばされてしまうことも珍しくありません。そこでキューサイファーム島根では、大切なケールを守るためにさまざまな対策に取り組んでいます。
従来は台風が過ぎた後にケール株を植えなおす、といった対処法のみでしたが、台風の影響を受けやすく、ケールにとって致命傷になりやすい茎の根元に着目し、ケール株の根元を針金や杭で固定しケール全体にネットを貼るといった対策を行うようになりました。これにより被害を最小限にすることができるようになりました。自然との闘いなのでいつ何が起こるかわからないですが、少しでもケールが育ちやすい環境を整えるため日々細心の注意を払い、対策の改良を重ね、安全・安心なケールを皆さまにお届けできるように取り組んでいます。

●一番の魅力はたくましい生命力。愛情に答えてくれる野菜“ケール”

「土づくり」はもちろんのこと、すべての工程において一つ一つの工夫を積み重ね、キューサイファーム島根のケールは大きく、たくましく成長していきます。ですが、私たちが行っていることはケールが育つための手助けをしているにすぎません。ケールの一番の魅力は、自然災害などの被害にあってもそこから立ち直り、育ち続けようとする生命力だと感じています。台風や長雨などの被害にあい、茎が折れてしまったり、土が削れてしまったりしても残りの葉や根を使って大きく成長していく姿には、何度見ても驚かされます。
そんな生命力あふれるスーパーフード“ケール”を100%使用した「THE KALE シリーズ」を、ぜひ皆さまにお楽しみいただければ嬉しく思います。

 

●摘みたてケールの栄養とおいしさをお届け!100%国産ケール使用の「THE KALE シリーズ」

◇「THE KALE シリーズ」の特長
・100%国産ケールを使用
・農薬・化学肥料不使用
・無添加(保存料・酸化防止剤・着色料不使用)
・お好みに合わせて選べる3タイプ(粉末、冷凍、粒)
・粉末・粒タイプは常温で長期保存が可能
・スティックタイプは持ち運びに便利
・キューサイ独自の4つの製法
①水にもなじみやすいさらりとした粉末にする「マイルドパウダー製法」(粉末タイプ)
②フレッシュ感のある色や風味を実現する「極・細粒製法」(粉末タイプ)
③栄養成分の変質や分解を極力抑え、体への吸収を高める「凍結粉砕製法」(粉末タイプ)
④極力酸素にふれさせず、畑のケールの味わいをキープする「低酸素 新鮮クリア製法」(冷凍タイプ)

▼「THE KALE シリーズ」の詳細はこちら
https://www.kyusai.co.jp/aojiru/

■「KALE WORK」を提唱~生命力あふれる「ケール」のチカラを皆さまへ~

キューサイは、長年の栽培や研究を通じてケールの魅力を知るエキスパートカンパニーとして、ケールのチカラをより多くの方へお届けできないかと考え、2019年よりスーパーフード「ケール」を日々の生活に取り入れる新たなライフスタイル「KALE WORK(ケールワーク)」を提唱し、情報発信や商品開発をはじめ様々な活動を行っております。

創業55周年を記念したオンラインイベント「健美カレッジ」では、ケールのおすすめレシピや育て方などをご紹介しています。大佐古さんもケール栽培のプロフェッショナルとしてイベントに出演し、土づくりのこだわりや自宅で栽培する際の良い土の見分け方をレクチャーしました。

▼大佐古さんも出演している過去のイベント動画はこちら

https://corporate.kyusai.co.jp/55th/college/

~ケール栽培のプロフェッショナル、太田さんのSTORYはこちら~https://corporate.kyusai.co.jp/news/detail.php?p=5620

~ケールの種・育苗のプロフェッショナル、石田さん・有福さんのSTORYはこちら~
https://corporate.kyusai.co.jp/news/detail.php?p=5643

~青汁の品質を守るケールソムリエ、石川さんのSTORYはこちら~
https://corporate.kyusai.co.jp/news/detail.php?p=5656

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