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「2009年度大会 日本農芸化学会」にて発表

キューサイ株式会社(社長:藤野 孝、本社:福岡市)は、2008年7月から発売を開始した「はちみつ青汁」について便通と腸内環境改善が期待されることを確認しました。その結果を3月28日(土)「2009年度 日本農芸化学会」にて発表しました。

目的

新商品の「はちみつ青汁」(原料:国産ケール、国産蜂蜜、有胞子性乳酸菌、ビオチン)の飲用が排便状況(排便量、便形状)と腸内細菌叢(そう)へ与える効果について調査することを目的としました。

調査方法と結果

試験1便通改善について

被験者となる健常成人14名(男性1名、女性13名 平均年齢41.6 歳)にキューサイ「はちみつ青汁」(7g/包)を毎日2包ずつ8週間飲用させた後、2週間の飲用中止期間を設けました。排便状況は期間中毎日記録し、飲用開始時と各飲用期間、各中止期間(1週ごと)を比較して評価しました。

試験2腸内ビフィズス菌増殖作用

被験者となる健常成人13名(男性4名、女性9名 平均年齢39歳)にキューサイ「はちみつ青汁」(7g/包)を毎日2包ずつ2週間飲用させ、飲用前、飲用中の各2週間の最終日に糞便を採取し、腸内のビフィズス菌の占有率を検査しました。また、試験対象期間中は試料だけの効果を検証するため、納豆、ヨーグルトなどの生菌食品及び抗生物質と整腸薬の摂取制限を行いました。

まとめ

キューサイ「はちみつ青汁」の飲用により飲用開始時と比べ排便量の増加や便形状の改善が確認できました。また、腸内ビフィズス菌が増加することによる腸内環境の改善も期待できます。
さらに、これらの改善に伴って、皮膚の状態や寝起きの向上、だるさの軽減といった実感が得られた被験者もみられました(データ未掲載)。これらについても今後研究を進めていきます。

*従来品キューサイ「粉末青汁」についても同様の試験を行ったところ、「粉末青汁」も「はちみつ青汁」と同様に便通の改善が期待できることがわかりました(データ未掲載)。この試験結果についても「2009 年度 日本農芸化学会」にて発表いたしました。

 

用語説明

腸内細菌叢(そう)
ヒトの腸内には 200-300 種、100 兆の細菌が住みついていることがわかっており、叢(くさむら)のように集合していることから、これらをまとめて腸内細菌叢といいます。一般に、ヒトの健康には腸内細菌叢のバランスが重要で、善玉菌優勢の状態が望ましいと言われています。
ビフィズス菌
腸内善玉菌の代表格。ビフィズス菌は腸内で有機酸を作り出し、腸内悪玉菌の増殖を抑制、腸の蠕動運動を活発化し、排便を促します。60 歳前後から急激に減少することが知られています。

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